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書いちゃった

昨日の日記でもちょっと触れた「物語思いついちゃったよ」って件。
・・・書いちゃった♪(爆)
つっても序章の半分。くらい。
もう書きたくなっちゃったら書いちゃうんだよ。
勢いで突っ走っちゃうのが私の生き様だよヽ(゚∀。)ノ(いいのかそれで)
しかも大した話じゃないからまあ読みたい人だけ読んでねって事で隠しておく。
(この日記にはそんな機能もあるのだ!←何)
読んでやろうって御方は下のリンクっぽいところをクリック。
窓が出るよ。

この物語はフィクションであり実際の(略)


「武医(たけくすし)」

前から、『それ』の存在には気付いていたんだろう。
1年目のある当直の夜、ふと何かの気配を感じて振り返った。
その時は、そこに何かあるのか目で捉える事は出来なかったけれど。
それから何度も、同じような出来事があった。
徐々にその気配は強まってきているような気がして。
そして、2年目の研修も後半に入った頃。
初めて俺は、『それ』を見た。


その日も、やはり当直だった。
夜中に病棟から呼ばれ、その対応を終えての帰り道。
いつもと同じように、気配を感じた。
いや、いつも以上に、強く。
その気配に、今までは感じなかった悪寒を覚えながら、俺はゆっくりと振り返った。
そこには、何やらもやもやと黒い霧のような物が漂っていた。
夜の病院の廊下は明るいものではない。むしろ暗い。
そのくらい中でも、その黒い霧はやけにはっきりと見えた。
その霧の中に更に何かが見えた気がして、俺は目を凝らした。
じっと見つめたその霧の中から見えた物は。
自分が知っている限りの動物とは違った姿を持つもの。
ちょうど、テレビや本で見た事がある妖怪のような姿のもの。
・・・決して、現実で目にするなど思ってもみなかったような、もの。
俺は唖然として、言葉もなく『それ』を見つめていた。
『それ』が霧の中から身を乗り出すようにし、爛々とした目で、俺を見た。
『それ』と目が合った瞬間。
まずい、と思った。
危険を感じた俺は、震えそうになる足を無理矢理動かして、走り出した。
後ろを振り返る事は出来なかった。
全力ダッシュで当直室まで走ると、同じく当直の同僚たちの迷惑も顧みず、
勢いよく部屋に入り、ベッドに潜り込んだ。
夢だ。
これは夢だ。きっと悪い夢だ。
そう思いながらぎゅっと目を瞑った。
眠ってしまえば、いつもと変わらない朝になるはずっ・・・!
・・・そのままどれ位眠れずにいたのか。
ポケットに入れたままだった当直用のPHSの音ではっと我に帰った。
恐る恐る電話に出ると、上の当直の先生からの救急外来に患者が来ているとの知らせだった。
のそのそとベッドから起き上がる。
恐る恐る『それ』の気配は、どこにもなかった。
俺はホッと胸を撫で下ろした・・・


まだその時は、『それ』が何なのか俺にはわからなかった。
それを知るのは、その夜から2週間ほど経ってからだった。

<続く>

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここで終わってるのは、
主要登場人物の内、主人公の名前は決めたけど、
もう1人の名前を決め忘れたからです(ぉぃ)

こういう内容が御雷あきらワールドです(?)
真面目な文章になってる気もしますが、
内容はギャグ寄りです(ぇ